【体験談】妊娠初期の流産でメンタルがボロボロだった頃の話

sad
  • URLをコピーしました!
※本ページはプロモーションが含まれています

※最初にお断りです。

この記事は、私がブログ初心者時代に書いただいぶ前のものなので、細かいことは気にせずに温かい目線で読んで頂ければと思います^^;

最近、お気に入りのYouTuberさんが、ご自身の「流産」の経験を語っていました。

私も経験者のひとりなのですが、動画を見ながら「うんうん」と頷きつつ、当時を思い出しました。

今回は、私が過去に経験した流産の体験談をまとめてみました。

もし、いま流産してツライ思いをしている方がいて、偶然にもここに辿り着いた方がいたら、参考にしていただけると嬉しいです。

目次

【体験談】妊娠初期の流産が発覚するまで

私が流産したのは、初めての妊娠の時で、週数で言うと10週(3か月目)の頃でした。

実は妊娠前、2年間妊活していました。

妊活といっても私はそんなにお金持ちじゃないので、病院にかかって不妊治療をしたわけではないです。

なので、「タイミングさえ合えば乱れ撃ちじゃ!」みたいな感じでした。

若かったね~!元気だったね~!w

仕事にも支障をきたすレベルで乱れ撃ちしてたのですが、やはり2年もできないと、不安にもなりました。

ギリギリ20代だったので「まだイケる!」と謎の自信もありつつ、やはり不安は拭えませんでした。

妊娠確率が上がる方法を毎日調べたり、妊娠率があがりそうな食べ物やサプリなんかも摂取していました。

そんな中、生理が始まらない月を迎えました。

わりとスケジュール通りに生理がくる体質だったので、すぐにピンときました。

心当たりもありまくりでした。

生理予定日から2週間すぎた頃に、検査薬で陽性を確認。

旦那とニヤニヤしながら喜びました。

病院に行って妊娠を確認し、1週間おきに検査へ行きました。

6週目あたりで心拍を確認。

とても嬉しかったのを覚えています。

しかし、8週か9週目あたりの頃、赤ちゃんが動いてないと言われました。

一瞬不安になりましたが、まだまだ小さいから動いてても見えんのだろうと、この時も謎の自信がこみ上げて帰宅。

けどやっぱり不安でネットで調べまくると、「流産」の文字がチラチラと見え隠れしました。

翌週、病院へ行くと心拍停止と告げられました。

そして、掻爬手術(そうはしゅじゅつ)を勧められました。

掻爬手術とは、心拍が停止した赤ちゃんを外からひっぱりだす手術です。(中絶も同じ方法が取られる場合があります)

手術前日、お腹に手をあてながら「明日でお別れだね」と一人ベッドで泣きました。

泣きすぎて吐きそうになりながら迎えた手術当日。

掻爬手術は全身麻酔なのですが、手術台には自分の足でのぼりました。

涙で前が見えませんでした。

泣きながら麻酔をうたれ、意識を失いました。

手術中は全身を揺さぶられるような感覚が少しあって、手術室の天井の真っ白いライトが眩しかった気がします。(よく覚えてないですけどそんな感覚でした)

手術から目が覚めると、まだ手術台の上でした。

「降りられる?」と促されましたが、腰から下が言うことをきかなかったので、車椅子でベッドのある病室へ。

なんとか当日中に帰宅した夜、猛烈な腹痛に襲われました。

冬なのに汗が尋常じゃないほど出て、出血も多く「これはヤバい、死ぬかもしれない」と思いました。

病院に電話すると来院してくださいと言われましたが、トイレから一歩も動けなかったので、なんとか一晩耐えました。

そのあとのことはよく覚えていませんが、とりあえずひたすら悲しかったのは確かです。

流産するとメンタルがボロボロになる!

実は流産したころ、妹の結婚式が控えていたのですが、メンタルがボロボロすぎて出席できませんでした。

本当に申し訳ないなと思いながらも、ひたすら毎日泣いてました。

その頃は「私が結婚式なんか出席したら、妹が不幸になるかもしれん。流産したし縁起も悪いだろう」と考えていました。

今思うと、かなりアホだったなと思います。

でも「人の幸せを見たくない」というのが、本音でもありました。

その頃の私は、妊婦さんや赤ちゃんを抱っこしたお母さん、産婦人科、新婚さん、結婚式といった、幸せそうなもの全てを視界に入れたくなかったです。

妹には大変申し訳ないんですが「この世の全てを呪ってやる!」ぐらいのメンタルコンディションだったので、今思うと出席しなくて正解だったかもしれません。

この頃は、旦那以外の人間とも、関わりたくなかったです。

流産から立ち直るまでの時間と方法は?

流産から立ち直るまでの時間ですが、私の場合は2か月でした。

早いですよね。

立ち直った理由は、なんと息子を妊娠したからです。

ハイ、また妊娠しました。

なんでこんなに早かったかというと、悲しすぎてツラすぎて、また乱れ撃ちしてたんですね。

アホですね。

手術をした病院の先生からは、「次の妊娠までは最低でも2か月はあけてください」と言われていました。

なので、かなり無謀なことをしていたのは確かです。(危険なので真似しないでください)

ただ2回目の妊娠がわかった時は、なかなか病院に行くことができませんでした。

また「心拍止まってる」とか言われたら、今度こそ立ち直れないと思ったからです。

しかし旦那の説得もあって、病院へ。

2回目の時は、違う病院に行きました。(手術した病院もとても良いところだったのですが、手術を思い出してしまって足が向きませんでした)

そして、1週おきの検査がまた始まりました。

毎回、心臓が口からでそうなくらいドキドキしてました。

とりあえず「動いてればそれでいい」と毎日祈ってました。

かなり神経質にもなっていて、ちょっとでも出血したら、すぐに病院に電話をして診てもらってました。

そして5~6か月目の頃、はじめて胎動を感じました。

【体験談】妊娠初期の流産でメンタルがボロボロだった頃の話丨まとめ

結論として、私が流産から立ち直れたのは、また妊娠したからです。

どんなに慰められても、どんなに優しくされても、どんなに気分を紛らわせても、立ち直れたのは結局「また妊娠できたから」でした。

私は、流産から立ち直るには、これ以上の方法はないと思います。

それか「スッパリ諦める」しかないと思います。

ネット上には、流産を経験した方のたくさんの体験談があります。(ここにも。)

探せばいくらでも出てきます。

掲示板とかSNSとかですね。

そして読んでみると、みなさん悲しみを抱えながら、慰めあったり励ましあったりしています。

流産した当初は、私もたくさんの体験談を読んでは共感し、泣いていました。

でも体験談を読んだからといって、立ち直れるわけではないです。

どんなに共感しても、悲しいものは悲しかったですし、立ち直れなかったです。

ですが、それくらい深い悲しみを経験すると、人の痛みがわかって、人に優しくなれました。

心の中には「流産した」という悲しい経験は残りますが、悪いことばかりじゃないですね。

あとこれは私の勝手な推測ですが、流出したあとって妊娠しやすいのかな?とも思いました。

1回目は2年頑張ってもできなかったのに、2回目はたった2か月でできました。(友人にも、期間は多少異なりますが同じ経験をした人がいます)

これも勝手な推測ですが、手術をしたことで子宮の中がキレイになって、着床しやすくなったのかな?とも思いました。

あくまで推論ですし、私には医学の知識はないので、個人的な見解です。

個人差あると思いますが、私の場合はこんな感じでした。

流産を経験すると、本当に悲しみのどん底に突き落とされた気持ちになります。

しかし経験しているからこそ、同じ体験をしている人の気持ちが、手に取るようにわかります。

私の先輩で、死産を経験した方がいます。

6か月目だったそうです。

もう本当に、想像を絶する体験をなさっていて、話を聞いただけで号泣してしまいました。

流産や死産は、他人事ではないです。

少し調べただけで、同じような経験をしている人がたくさんいます。

今回、自分も体験談を書くことで、流産した直後の私のような「失意のどん底にいる誰か」へ、何か少しでも参考になれば幸いです。

※追記:流産、出産、離婚危機などを乗り越えて、現在の私は自宅でブログを書きながら収入を得る暮らしをしています。

目次